今や世界的グループBTS。その心臓部分を担うRMとSUGAが影響を受けたと言われているEPICK HIGHのTABLO著「BLONOTE」。世界文化社様よりサンプルをいただきましたので書評と言うとおこがましいですが感想を書いてみたいと思います。
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「BLONOTE」は韓国のヒップホップグループEPIK HIGHのTABLOが自身のラジオ番組「TABLOと夢見るラジオ」の終わりに読み上げた短いメッセージをまとめた一冊。
BTSのSUGA、RMも影響を受けたと言われており、発売時RM(ナムジュン)がこの本を胸に抱えた写真をツイッターにアップした姿が話題になったそうです。
もくじ(各タイトルに飛べます)
短い詩集だから読みやすい
普段本を読まない、または文庫本しか読まない方はハードカバーサイズの本を手に取る事を躊躇するかもしれませんが、短い詩集なので驚くほど短時間で読めると思います。それでいて心に響くものがたくさんあって、本がポストイットだらけになりました(笑)
※私は単純にこの本を読みたい方とは目線が違うかもしれない。ユンギ(SUGA)ならこういうところに感銘を受けるだろうとか、ナムジュンならここだななんて思いながら読むのはBTSARMYを名乗る身としては至福の時間でした。
SUGAがAGUSTD名義で書いたDear my friend
「相変わらず」と「まだ」の違いはものすごく大きいな
引用元:タブロ著 BLONOTE
私は韓国語がわからないし翻訳本を読んでいるので全く的外れなことを言っているかもしれないけれど、このフレーズを見てパッと思い出した曲がある。
それはユンギがAgust D名義で書いた「Dear my friend 」というユンギが親友に向けて書いたといわれる曲。薬物の使用によって変わってしまった大切な友達への想い、ユンギの苦しみや諦めやそれでも何か希望を見出そうともがく気持ちがストレートに綴られています。
1週間に何度も遠い拘置所へ入ってしまった親友のところに足を運び絶望を持ち帰る。もしあの時の自分の行動や言動が違っていたら「相変わらず」親友でいられたのだろうか・・・。
\ ユンギの綴る言葉を作り出す言葉・世界観を知る /
RM的な叙情的で美しい表現
また、RMを彷彿させるフレーズを感じる瞬間もたくさんあった。いろんな歌詞を書くRMではあるけれど個人的にいつも心に刺さるのは叙情的で美しい表現。リーダーであり高いIQの持ち主でラッパーで常に「強さ」を求められる彼から出てくる意外にも「繊細な表現」にはいつも心を揺さぶられる。
前置きが長くなってしまったけれどTABLOにあったのが
時間が「流れる」と表現するところを見るとこぼしてしまった人が多いみたい
とてもRM的な表現だと思いませんか?
例えばRM作詞の00:00(Zero O’Clock)にある一節。
「秒針と長針が重なる時世界は一瞬の間 息を止める」ジミンちゃんが震えるほど感動したと言うこのフレーズをふと思い出しました。
感じたことをストレートに表現されているのに、何かアートのようなものを感じる。こう言うところがとてもRMを感じるのですよね。
そんなことを考えながら読み進めるとあっという間。カフェのおともにもピッタリです。
BTSの楽曲を手掛けるRM、SUGAの原点となったとも言われているTABLO氏のBLONOTE。
\ 二人の原点をのぞいてみませんか? /